こんにちは、のほほんネコです。
改めて初音ミク11周年おめでとうございます。みたいなイラストをあげました。
ボーカロイドも新たにV4からV5が出ましたし、これからのさらなる進化にまたこの1年も楽しみですね。
V5気になりはしたんですが、パッケージ見た感じだとどちらかというとターゲットは音楽作家や外人向けって感じもしますね。
ミクやリンレンのようにキャラクター性を強くつけたない部分にも各業界に向けた使いやすさを重視している感じがします。
今までのボカロとはまた違ったプロデュースができそうでそれはそれで面白そうなんですけれどね。
一応今回は様子見という感じでまだ購入とかは考えてません。
さて、もう9月も半ばに入ろうとしていますが、先日は台風と北海道の地震で色々と大変でしたね…。まさか「台風大変だなー」と思ってTL見ていたその日の夜に自分が「大変だなー」と思われる側になるとは思ってませんでした。
地震で受けた被害は僕のところは停電程度で済んだんですが、丸一日何もできないという感じでした。当たり前ですが、震災によっていいことなんて一つもないですね…
ということで今回は後日談その1です。(2とか描くかもしれませんので一応ナンバリングしてます。)
今回の動画について「あとがき」では書ききれなかったとこを書いていこうかと思います。
日付またいで書いてたりと支離滅裂な文章だったりしますが、よければお付き合いください。
まずは改めて動画を見ていただきありがとうございます。今回ずっと曲を聞いてきてくれた方や初めて聞いてくれた方から「お疲れ様でした」と声をいただき、大げさかもしれませんが本当に胸に熱いものがこみ上げてきました。
僕自身としては最初っから今までも自分のやりたいことをやってきただけで「お疲れ様」なんていっていただけるようなことをしてきたとはあまり思ってないのですが、それでもその一言が本当に嬉しいです。
今まで曲を聞いてきてくれた方も今回初めて聞いてくれた方も本当にありがとうございました。
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前回のあとがきでは主に歌詞的な部分に話のフォーカスを当てたので今回は楽曲全体のことについて少し触れたいと思います。
ボカロ丼の方で昨年のアルバムを買っていただいていた方が「この曲アルバムに入ってたやつだ」と触れていただいたのですが、ご存知の通り今回の楽曲は昨年出したアルバムの『さよなら願い星、また会うときは流星の涙を』に収録されている楽曲になります。
ただこれはその時の「あとがき」で触れた気がするんですが「動画とかで投稿した音源をアルバムに入れることはない」的なことを話した気がします。
理由としては単に面白くないのと、一応アルバムの方はお金をいただいて音源をお渡ししているものなので、言い方は少し悪いですがワンクリックで聞ける動画の音源と同じというのは如何なものか?ということから必ず変えています。
それは動画が後に来た場合も同様で今回もアルバムに収録されている音源とは変えています。
では今回どういった部分が変わってるのか?
聴き比べれば多分すぐわかるくらいの変化ではあるとは思うんですが、一番大きい変化はMIXが結構違います。
アルバムの方の「マジックメロディ」と比べ動画の方の音源は音の重心が少し低めになっています。
今回は楽曲のアレンジからまた少し変えていて、よりバンドサウンドにしたいということで重心を低めにおきました。
もしアルバム版の音源を持っていたら聴き比べていただいて欲しいのですが、アルバム版は所々ティンパニとがハープといったアクセント的な音が所々に入ってたんですが今回はそこらへんを一旦取り下げ、よりシンプルな構成で組んでいます。
あとはギター等も改めて弾き直してます。こちらもアルバム版よりはMix控えめな感じのギターになってると思います。
また、今回はアレンジの他に初音ミクの調教も新たに手を加えました。もしかしたらこっちの方が一番変化がわかりやすいかもしれません。
ここ1年近く新曲をあげてないってことはつまりボーカロイドをいじる機会もなかったってことなんですが、実はそんなことはなくて今年4月あたりからいくつか他の方の調教をお手伝いさえていただく機会がありまして、そこでまた自分なりにボーカロイドの調教方法というか、コツ見たいのを色々研究しました。
あとは有志で結構「調教のコツ〜」みたいなのを書いている方がいるのでそこを参考にさせてもらったりと。『母音と子音をわけてやる』なんかは調教する人にとってはお馴染みのコツだと思います。
インターネットが教本になる時代。ズゴイですね。
ただまあ、そういったテクニックも曲調とかによってまちまちで、例えばテクノポップなんかはあえてパラメーターをそのままで「これぞボカロ!」みたいな歌いかたのほうがはまったりします。僕の場合は生バンド風の楽曲が主なので基本「人間の歌いかたに似せる」方向性でパラメーターをいじります。
こちらは今回調教したデータの一部です。これもある方のブログとかを参考にしたんですが、例えばこの部分の調教は楽曲でいうと「この先どんな辛いことが君を待ち受けてたとしても大丈夫なように」なんですがこの「待ち受けてたとしても」の「け」や「と」を母音と子音で2、3に分けたりしています。そうすることで平坦になりやすいボカロの声のピッチ変化のタイミングや、その度合いをちょいせいしてます。これは下にあるピッチのパラメーターでもいじれるんですが、このノートを細かく分けて変化をつけるやり方と、下のパラメーターをいじって変化をつけるとのでは少し得られるニュアンスが違ったりするので、そこはケースバイケース、または両方でいじったりしました。
あとは個人的にいい感じに調教できたなーって部分が最後のサビ「寂しがり屋なあなたも うまく話せないあなたも」の「あなたも」の部分です。
画像はその箇所なんですが、歌詞で「あなたも」のところをピッチも少し下のあたりから「ぐぁなたも」という感じに打ち込んでます。そうすることで頭に濁音がつくので少し気持ちが入った感じに聞こえるようになるといったところです。また他としては1番の歌詞と2番の歌詞では少し初音ミクの歌いかたを変えていて、1番の方が少しロボットっぽい歌いかたになってます。そうしたわけは歌詞を聴いていただければ察していただけるんじゃないかと。
こんな感じに今回は曲全体を通して調教も細かいところを変えたりしてるので是非、探して見てください!
今回のアレンジプロジェクト。(「マジックメロディ2018-15」といった感じにいくつか進行するたびに前のプロジェクトに戻れるように番号を変えて保存してます。)
あと作業中はPCが重くてすぐに落ちるので左手は常に「コマンド、S」を押して保存してます。人力自動保存みたいになってますね(笑)
PCも2年ちょい使ってるのでボーカロイドを立ち上げた時が本当に重くてすぐ落ちるようになります。それでも作曲始めた当初のWindowsXPという化石よりはかなりいいんですけれどね。
こちらはMIXの画面です。作曲アレンジをしたプロジェクトのままだと重すぎるので一旦全てのトラック(楽器)をWavに書き出して新しくプロジェクトに貼り付けて音の調整をしていきます。イラストでいうと最後の仕上げにPhotoshopとかを行き来するのに近い感覚かもしれないです。僕はPhotoshop持ってないですけれど…(たまに使うにはちょっと高く感じます)
作曲アレンジはCubaseというソフトを使ってますがMIXは最近studioOneを使うことが多いです。
昔というか作曲始めた当初はアレンジやミックスなんて概念もなくて単純に楽器の音鳴らしてボカロで歌わせて書き出す!みたいなことしかしてませんでした。
今思えばすごい知らなさすぎでは?って感じもしますが案外どの分野もそんなものな気がします。
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以上多少専門的な話もありましたが後日談その1は音に関することでした。その2はまた日を開けると思いますが時間があるときにちょくちょく描けたらと思います。
最後に余談ですが、ちょうど本日また一つコンピ用楽曲を書きました。
告知はだいぶ先になると思いますが、そちらも是非楽しみにしていてください。